先日のFМラジオ「サンデーフリッカーズ」(JFN)のリスナー生電話に、春風亭一之輔の大学落研の後輩が出た。
メールには「昔、落語を教わったことがある」とだけ書いていたので、後輩とは思わず電話を繋いだ。
それは、パブニング的で面白かったので良いのだが…。
私が驚いたのは、リスナーが一之輔のことを「川上さん」と呼び、一之輔も後輩の事を本名で呼んだことだ。
私は「えっ!」と思った。これは、私の母校・東海大学落語研究部ではありえないことである。何故なら、高座名はすぐに出るが「本名は…?」少し考えるか、調べるかしないと出てこないのだ。
我々は、普段から「黒舟!」「切奴さん」「甘奈豆さん」と高座名で呼び合う。苗字などはマイナーな部員となると、まったく分からない時もある。
つまり、日芸の落研は普段は本名で呼び合っているのだ。これは「目から鱗」である。本名なら電車の中で呼んでも違和感が無い。我々は「我裸門(ガラモン)はバカだな―!」「酢豚狂(すっとんきょう)のクセに突っ込むな!」「今日、獅子頭さんが来るらしいぞ!」などと会話して、周りに変な目で見られていた。
数年前。家留(うちどめ)さんという大先輩と飲んで居たら、居酒屋の主人が「家留さんって、珍しい苗字だね!どこの人?」「秋田です」と、本名のフリで答えていたのを思い出す。
今思い出すと…。日芸落研出身の後輩放送作家Sが「先輩の新馬さんが…」と、某有名落語家を本名で呼んでいた。やはり、本名が伝統なのだ。
ラジオのゲストに日芸落研の「犬先輩」が来た時「川上君!」と呼んでいたのも思い出す。あれ?「犬」先輩だけ本名が分からない…。
私など、OBに「小林と言っても、それは誰?なんだ!黒舟かよ!」と言われてしまう。しかも「黒舟」は二年までの名前で、正しくは三代目・頭下位亭馬好(バス)である。かなり下の後輩は「馬好さん」と呼ぶが、この名前は、自分でもつい忘れている。
その他の大学はどうなのだろう?國學院、青山学院、我々同様高座名だったと思う。
宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下
「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。
直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…
安いです。上→200円。中→300円。下→300円。
「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)
放送作家で専門学校の先生・下村稔さんが「上」に登場する「初めての下宿の描写」を褒めてくれました。私としては意外な部分でした。落研入部前の不安な若者の描写が良かったそうです。
「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!
社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)、フリーターアナ・森たけしさん、神奈川の先生・木馬さん、山梨の大学で語学を教える、とんぼさん、も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!
↓