バーベキューの炭の火起こしは大変だ。着火剤を使っても上手く行かないことがある。炭はガスコンロの火であぶってもなかなかつかない。
ベランダで炭火で海鮮を焼いた時、ネギをストローの様にして風を吹くと炭に火が付くことを知った。それまでは、扇風機を使ったが、これは、灰が飛んでしまう。
テレビで「ヒロシのぼっちキャンプ」を見ていると…。伸び縮みする金属製の火起こし用のストローがあることを知る。
早速、ネットで調べると…。安い!500円で二つとかで売っている。二つはいらないが、つい買ってしまった。しかし…。次にいつ炭火を起こすのか?まったく予定がない。「二つ」どころか「一つ」もいらない物だ。こんな物を買ってしまうのがネットのマジックだ。
今、何も焼かないけど炭を起こしてみようかと考えている。もはや、目的が「炭の火起こし」になってしまった。一時間ほどかけて炭に火をつけて「よし!ついた!」と暫く眺めて消すのだろう。
子供の頃。プラモデルを作って、すぐ、飽きるのと同じだ。コロナ禍の年寄は「作業」自体が「目的」で「意味」などどうでも良くなっている。
これは、寄席のメンバーが悪い時に入るのと似ている。メインの落語は口実で「寄席の空間に身をゆだねる」というのが本当の「目的」である。
我が家にある乗らない「ホンダ・モンキー」「走らせないラジコン戦車」「聞かないレコードプレーヤー」「使わないサブのノートパソコン」(メインが突然壊れた時のストックだが、メインは時々買い替えるので意味がない)「使わない部屋」(物置になっている)と同じパターンだ。
「人生無駄だらけ」「その無駄が面白い」と所ジョージさんの様な境地だ。
私がお金持ちでなくて良かった。大富豪だったらトヨタ2000GT等買っているところだ。昔のコルベットのオープンも買うことだろう。プライベートビーチ付の別荘も買っているかもしれない。ああ!貧乏で良かった!
財力が無ければ「無駄も少ない」。私はエコでSDZsである。
大学の部室前で焚火をして酒を飲んだ学生時代。無駄なことしかしていなかった。意味のない若者の戯れ!結構素敵なエピソードです。
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