放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

浅草演芸ホールへ柳雀・昇也のお披露目興行を見に行ったら…宮治が…。

 2022年5月17日の「春風亭柳雀・春風亭昇也の真打披露興行」を観て来た。たまには、浅草観光をしようと、早めに行って「11番目」の整理券をゲットした。開演まで二時間はある。

 久しぶりに浅草寺をお参りした。雨なのですいている。貸衣装の着物を着たカップルが目立つ。修学旅行風の学生に交じってお賽銭を投げた。

 

 さあ、浅草と言えば昔ながらの喫茶店に行かねば…。中には「テレビに取材されました」的なアピールをしている店もあるが…。私的には落ち着かない。地味ながらもオールドファンに支えられている喫茶店が良いのだ。

 結局、芸人さんが良く行く店の前に…。でも、「誰か知ってる人に会ったら嫌だな!」急に気が変わってご飯を食べることにした。

 

 生前・春風亭柳昇師匠がひいきにしていたらしい天ぷら屋さんに入った。ここは、何十年か前に昇太師匠と一緒に入ったことがある。私が「天丼」を頼もうとすると「かき揚げ丼が旨いんだよ!かき揚げと天丼のドンブリにしろ!」とご馳走になった店だ。

 私はそんなにお腹が空いていなかったので「天丼」でよかったのだが…。食べると「旨い!」たしかに「かき揚げ」が旨くてドンドンと食べられた記憶がある。

 歳をとるとどうしても思い出のある店に入ってしまう。

 

 まだ時間があるので、やはり喫茶店を目指す。しかし、食後だと餡蜜などは食べないので…。「レトロじゃなくていいか…」。ドトールに入ってしまった。これでは、地元の駅前と変わらない。

 しかし、安定した美味しさだ!

 

 時間になり。チケットと整理券を持って演芸ホールの前に並んでいると、昼席のお客さんがゾロゾロと出て来た。

 その中に、桂宮治君がいた。宮治君は昼席の出演者だ。すると、私の後ろの女性客が話している「ほら!今、出てきた人…絶対、落語家だよ!オーラが違うもの!」

 女性客は宮治さんを知らない様だ。

 

 私は宮治君にメッセージ送った。「顔は知らないみたいだけど、オーラがあっておめでとう!」宮治君の返事は「あ、ありがとうございます(笑)」だった。

 

 「えっ!お披露目興行はどうだったかって?」それは、皆さんが自分の目でお確かめ下さい。浅草の次は池袋です。

 

 

 学生時代。昔の建物の池袋演芸場で5人ぐらいで、小三治師匠の「大工調べ」前半を観たことがある。落語・冬の時代の落研生の物語。「落研生 人を笑わすその前に 壁に向かって さんざ泣き!」文化祭の舞台袖に昇太さん(三年生当時)の直筆で、この言葉が書かれていた。私はその高座に出て客の前でもウケずに泣いた!壁に向かっての泣きがたりなかったのだろうか?

 「このコラム 最近売れずに さんざ泣き!」の私である。

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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