放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

60才にしてPコートを買う!

 60才という歳のせいか、ファッションを気にしなくなっている。芸人の「いつもここから」のネタに「悲しい時~!もう着るものなんかどうでもよくなってしまった人を見た時~!」というのがあるが、ほぼそんな感じだ。

 

 かといって、無駄遣いは頻繁にしている。

 

 矛盾するが、ファッションも趣味のグッズも、今の自分にではなく子供の頃の自分に買っている。昔、欲しくても買えなかった物を買ってしまう(以前にも記した)。

 

 高額のミリタリーの革ジャン。造形師が手掛けた怪獣のフィギア。バイクのモンキー。みんな、小学生の頃の自分や大学生の頃の自分に買った物だ。

 「リベンジグッズ」ともいうべき、自分へのプレゼントである。もう、落語はやらないのに「洗える着物」を買ったこともある(落研OBあるある)。正月に着ようと思っていたが、いざ、正月になると着なかった。だだ、たたんでしまっているだけだ。時々、出して洗濯して「ほら!洗える着物は便利だ!」と一人で納得して、またたたむ。全然、SDGsじゃない無駄の極地だが、私には大事な時間だ。

 

 先日。同じ理由でPコートを買ってしまった。大学生の時。一年後輩の頭下位亭珍笑君が着ていたのを見て、私も欲しいと思ったが…。金が無くとても、買えなかった。その記憶が蘇ってしまったのだ。

 今、60才にしてPコートを着ると…。どうということは無いが、ミリタリーの革ジャンより似合っている気がする。Pコートも元々ミリタリーだと思うが、兵隊というより上官が着ている感じがする。年齢的にしっくりするのだろうか?

 

 同じ理由で昨年、ミリタリーのムートンコートも買ってしまった。極寒の日が来たら着ようと思うが、まだ、出番はない。

 10年程前に買ったライダータイプの革ジャンも、ほとんど着たことが無い。こちらも極寒でないと汗をかいてしまう。

 

 冷静に考えると、もう、欲しいものはほとんど無いのに、買い物は続けている。買い物とは一つの病気なのかもしれない(必需品は別です)。

 

 

 

 

 冬は一年中、落研スタジャンを着ていた、あの頃。合コンという言葉が生まれた頃。我々の合コンは「合同コント合戦」だった。

 (「おら東京さ行くだ!」の節で)♪デートもねえ、合コンもねえ、可愛い女なんて見たことねえ、金もねえ、単位もねえ、銭湯で履物盗まれる~!

 その頃のドキュメント!今読んでおくと、後で威張れます!

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直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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