放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

中学校の頃の水害!

 五十年近く前。私の住む静岡県磐田市を水害が襲った。この時の水害はアニメ「ちび丸子ちゃん」にも登場する。清水市磐田市は遠いので別の水源が氾濫しているのだが、同じ時期だと思われる。

 

 この時。旧東海道の街は水没し、自家用車は廃車となった。テレビのニュースでは、いつもの通学路が川の様になっていて、自衛隊の船が住民を救助する様子が映されていた。

 さらに、隣町。袋井市寄りの同級生は屋根まで水につかり、避難しなければ命が危なかったそうだ。

 

 この時は当然、中学校は休校となった。私の家は川の最上流だったので川からの被害は無かったが、近くのドブにゴミが詰まって床下浸水していた。

 私が縁側から庭をみると、激流の様に土砂が流れている。床下浸水なので畳はなんともない。私は能天気に水流を見ていた。

 すると…何やら動く虫が流れて来た!何と!カブト虫だ!私は思わず手で救った。人生初の「カブト虫救い」である。

 水があふれるニュース映像を見ながら、カブト虫にスイカをあげた(昔は昆虫ゼリーなどない)。

 

 私は水害のニュースを見ると、カブト虫を思い出す様になった。虫とはいえ、水害から命を救ったのは私だ。

 その時は、スイカを与えると「寿命が縮まる」とは知らなかった。

 

 我が家は車が無かったし、当時は賃貸だったので水害に対する意識が薄かったような気がする。ちなみに、今は山の上に住んでいるので車の水没の心配しない。怖いのはがけ崩れだが、これは、運としか言いようがない。「緊急避難警報」をチェックするしか方法は無い様だ。

 

 近年の台風は、当時とは比べ物にならない程の雨量がある。全国で被害が無いことを祈るばかりだ。

 

 

 

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出ました!こちらの文章は、今後も新原稿がアップされる予定です。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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脚本家の穴吹一朗君も稲葉一広さん、神奈川の高校の副校長・木馬君も呆れたエッセイ!

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