放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

「マリーゴールド」その後…

 あいみょん師匠の技術に近づくために、武道館の「マリーゴールド」を完コピする講座を見まくった。

 そして、完コピは無理と気づく。そこで、雰囲気、テイスト、出来そうなところだけ入れてみることにした。なんとなく「あいみょん師匠風」になる。

 

 この作業をしていたら、昔を思い出した…。

 

 四十年程前。落研の学生だった私は柳家小三治師匠の「提灯屋」を憶えた。ホールで生の高座を観て「上下」「仕草」の確認もした。

 しかし、どうしても素人にはマネできない「間」や「言い方」(口がついて行かない)があるのだ。これは素人に出来ないのは当たり前だ。

 そこで、「出来ない」ところははぶいて「自分の言い方」にしてやってみた。すると、何とかそれっぽい形になるものだ。

 

 今回の「あいみょん師匠」の「マリーゴールド」も同じである。さらに、今回は女性の唄を男がやると言う、ハンディもあるのだ。

 

 そんなこんなで、弾いてみると…。やっと形になって来た。難しい右手のストロークも、時々、自己流にした。

 まだ、一曲弾き語るのには途中で止まるが、もう少しだ!歌詞は全然覚えられないが…。

 

 ここまで仕上げたところで、もう一度、今回のキッカケとなった、フリーター・アナ・森たけしさんの「マリーゴールド」を見直してみた。あれれ…?

 

 冷静に見ると、右手のストロークが全然違うぞ!初めて見た時は気づかなかったのだが、何一つ「あいみょん師匠」ではないのだ!

 あれなら、私にも簡単だ…。なんだ!この、損した感は!?

 

 クソ~!そうだったのか~!私は、もう、森さんを超えてしまったかも知れない!

 

 

「おーい!提灯屋~!お前んとこだな?提灯ダダくれるの?」「タダじゃありませんよ!分からない書けない紋があればてーはなしです」みたいに、ダダでは読めない「あいみょん屋」の一席(嘘つけ)。なんのこっちゃ!ちなみに、私は春風亭一之輔の「提灯屋」を生で聞いてみたいと思っている。ラジオでリクエストしたら「ラジオではチョット…」と拒否された!プロにはラジオでやれる噺とやりたくない噺があるものなのだ!理由は聞いていないので分からない。そう言えば「麻のれん」もラジオではやっていない。

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「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出ました!こちらの文章は、今後も新原稿がアップされる予定です。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

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「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

脚本家の穴吹一朗君も稲葉一広さん、神奈川の高校の副校長・木馬君も喜んでくれたエッセイ!

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