私は平成二年のマツダロードスターNAに乗っている(過去のコラムにも記した)。もはや、クラシックカーの部類に入る車だ。
私はエアコン、ミッション、ダイナモ、の交換。全塗装と色々とお金をかけてきた。おかげで大きなトラブルは無く、快適に走っている。
半年ほど前のことだ。実は信号待ちで止まっている時。駐車場から後方確認をおこたった車に左横の前を破壊された。
当然、向こうのオジサンの保険で直してもらったのだが…。最近になって、リトラクタブルライト(電動で上に上がるライト)の境目の線が少し広くなっていることに気づいた。衝突でボディーが微妙に変形していたのだ。
修理した時、指摘すれば再修理または、別の中古車に買い替えも出来たかもしれない。しかし、今となっては後の祭りだ。
車はまっすぐ走るので問題は無いのだが、中古で売る時、値段を叩かれることは目に見えている。
私はこの車を手放す気はないが、心情的には痛恨である。これだけコンディションの良い中古は、まず無いのだが事故車扱いになりそうだ。
実は今日、整備に出して(事故とは関係ない消耗部品)代車を運転して帰って来たところだ。マツダ3というカーオブザイヤーを取った車だが、運転して思ったのは良い車すぎて、面白くない。
ロードスターの運転になれると、「運転している感」が無い。「車に運転させられている感」があるのだ。
オートブレーキがあっても、私のブレーキの感覚の方が早いから作動しない。サイドブレーキが電気的なボタンなのも、あのギーッ!と引いたブレーキ感が無い。
私はゴーカートの様に街を走るロードスターが好きなのだと再認識した。私にとっては、運転そのものがメインのアトラクションで移動は2番目の目的なのだ。
最新の車は移動の道具だということが良く分かった。便利だしスムーズだし、確かに良いが…。ラジオが無くテレビの音だけが流れていた(止まると画面が出る)。
えっ!ラジオを出そうと操作してみたが…。放送局の一覧はテレビしかなかった。何だ!これは?!
私の操作が悪いのかもしれないが…。「車のメインはラジオだろう?」なんだこれ!テレビの音だけ聞いても分からねえだろうが!野球中継など車ではラジオが優れている。ディラ―からの帰り道。一之輔の「あなたとハッピー」を聞けなくなってしまった。
ちなみに、今日、大阪のフリーターアナ・森たけしさんがダジャレを読まれていた。なんだ!あの人!ヒマか!
代車には、最新のロードスターを用意して欲しかった。まさか、最新のロードスターもラジオが聞けなかったりして…。
しかし、新車に乗ったら「2台持ち」になりそうだ。やっぱり、代車はマツダ3で正解だ。
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