放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

本当に旨い珈琲はどれだ?!

 私が住んでいる場所は神奈川県生田の山の上。コンビニまで徒歩6分程だが、山を下るので電動アシスト自転車がないと大変だ。

 つい、近所の買い物も車で行ってしまう。

 

 数年前。我が家の徒歩1分(山を下らない位置)に小さな珈琲豆専門店ができた。なんとなく、訪ねると世界の色々な豆を勧めてくれる。

 話ているうちに、私の好みが「酸味の無い」ものとの結論が出た。

 

 そこで「ショコラ」という豆を焙煎してもらったのだが、確かに「旨い!」店の人は「チョコレートみたいな味」と言うが、確かに、砂糖・ミルクを入れるとチョコレートっぽいのだ。私は思った!「求めていたのは、これだ!」。

 

 その後。「ショコラ」を買う常連さんとなった。

 

 そんなある日。店主は言った。

 「チョコレート系が好きなら、このグァテマラは美味しいですよ!」

 「じゃあ、それ下さい!」

 

 焙煎したての珈琲豆を手動で粗目に挽いて入れてみた。「旨い!これだ!」

 

 次回から「グァテマラ」を買う常連さんだ。

 

 何回か「グァテマラ」を買った私に、店の人が言った。

 「イエローナンセって言う豆が手に入ったんですが、これは、中々入らない貴重なもので、段違いに旨いですよ!」

 「じゃあ、それ下さい!」

 

 これを飲むと!「旨い!求めていたのは、これだ!」と思った。

 

 そこで、気づいたのだが、豆の値段がドンドン高い物に移行している。このままでは、舌が高級に成れてしまって、元に戻れない可能性がある。

 私はスーパーで「キリマンジャロ」を買ってみた。味の違いを確かめるためだ。

 

 「キリマンジャロ」を挽いて入れてみた。すると…。

 

 「旨い!たいして変わらないじゃないか!」

 

 私は近所の店で原点に帰って「ショコラ」を買ってみた。やはり「旨い!」

 

 さらにスーパーで「ブレンド」も買ってみた!「旨い!」

 

 何だよ!全部旨いじゃね~か!

 

 そんなある日。ネットで「フレンチプレス」という珈琲の入れ方を知った。紅茶を入れる時に使う、円筒状のガラスの器でプレスして入れる物だ。この方法で珈琲を入れると、ペーパーでは抽出されない成分も出るというのだ。

 

 夜中に酔った勢いで、フレンチプレスの器を買ってしまった。

 

 そして、フレンチプレスで「ショコラ」を入れると…。「メチャクチャ!旨い!」

 

 そこで、スーパーの「ブレンド」もフレンチプレスしてみた。

 「これも、旨い!」

 

 私の珈琲の進化は止まらない。最近、ペーパーフィルターを使わなくなってしまった。

 

 ひょっとすると、私が嫌いだった「酸味」のある珈琲もフレンチプレスなら「旨い!」のかもしれない。

 

 結論が出た!安目の豆でもフレンチプレスなら、旨い!

 

 高い豆はもう買わない様にしよう!舌が馬鹿だと何でも旨いのだ!

 

 

珈琲通が絶賛する「グァテマラ」「イエローナンセ」より味がある「青春馬鹿落語エッセイ・寿限無備前長船と申しはべるなり~!」なドキュメント!

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