放送業界のお話と落研と私的な思い出(瞳尻・黒舟)

「嗚呼!青春の大根梁山泊~東海大学・僕と落研の物語」スピンオフ・エッセイ。放送関係。業界のエピソードと近所の出来事

大学の後輩・春風亭柳若君が真打に成る!

 その昔。東海大学落語研究部にOBとして顔を出した時。1年生で「今日クラブに入りました」という男がいた。

 

 頭下位亭豊水と名付けられた男だ。OBとしては、一年生がすぐ辞めないために優しい言葉をかけていた。私「落語好きなの?」「好きです」「珍しいね!」「そうですか?…」

 話を聞くと鹿児島県出身で、県内有数の進学校を出ている。確実に高校時代ビリだったことが分かる。しかし、この、進学校の劣等生は地頭が良い。中学ではトップなのだ。過去の落研で大活躍した部員に多いパターンである。

 

 この男、豊水は私に落語の蘊蓄を語り出した。「先代の金馬師匠のエピソードにこんなのがあって…」「えっ!そうなの?」「可楽の渋さも好きですね」「そうなの!」私よりすでに知識が豊富だった。私の知識が浅いことを悟られない様に冷や汗ものだ。

 

 私は「落語はやったことあるの?」と聞くと「無いです」「多分、君は上手いと思うよ!」

 

 彼は二年生の時に観たが、すでに、相当な腕となり。「黄金の大黒」をやり大きなホールで笑いをとっていた。

 

 豊水君は卒業するとIT関連の会社でサラリーマンを始めた。私はOBの集まりで豊水君に会うたびに「噺家になったら。いけるよ!今、錦之助(現・今輔)もやってるけど…一緒に出て、同じようにウケてたじゃないか…」等と、冗談で言っていた。

 私はあくまで「冗談のネタ」として言っていたのだが…。

 

 10年が過ぎ…。電話がかかって来た…「先輩!会社辞めて噺家になることになりました」「えっ!」

 私は「ズシリ」と責任を感じてしまった。「半分冗談」だったのに、本当にプロになるとは…。「もし、失敗したら申し訳ない」そんな気持ちで一杯だった。

 

 私は先輩の春風亭昇太さんに言った。「今度、入ったウチの後輩は、いいですよ!1年の時からしっかりしてました。多分、続くと思います」私はせめてもの罪滅ぼしに褒めておこうと思ったのだ。

 

 豊水君は、瀧川鯉茶と言う名で前座を始めた。後で聞いたのだが…。鯉茶が楽屋で初めて昇太さんに会った時。昇太「東海大の応援歌唄ってみろ!」いきなりのフリに鯉茶は大声で♪東海~!東海~にしこんろんの山の波~…」と歌うと…。昇太さんは「よし!分かった!お前は良い!でも、1カ所歌詞が間違ってた!」と言ったそうだ

 皆様お気づきの通り。この豊水→鯉ちゃとなったのが、現在の柳若君である。真打の時は漢字を変えて「柳雀」になるそうだ。

 同時に昇太さんの弟子・昇也が真打になるのも面白い。

 

 柳若君!真打昇進おめでとう!みんな「私のお陰です」…いや、自分の功績です!

 

 

 

 

 

下は、春風亭柳若さんも青春期を過ごした東海大落研のドキュメント!

        ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚呼!青春の大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

  https://note.com/bakodayo1874basu

中学の担任・大場先生からの品!

 ここ数年、中学二年~三年の時の担任の先生に、私の担当している番組のカレンダーを贈っている。

 

 担任の大場先生は、当時、二十代の若い女性の先生で英語を教えていた(静岡県磐田市立城山中学)。今思うと、大学を出たばかりの美人教師だ。

 当時の中学男子はまったくそんな感覚は無く「オバチャン」と呼んでいた。

 

 私は二年の四月。初対面でいきなり、この大場先生に怒られた。その時、学校指定の上履きではなくスリッパを履いていたからだ。

 でも、これは不良で校則を破った訳ではない。柔道部の練習で足の指を骨折していて、上履きが履けなかったのだ。

 一年の三月に骨折したばかり。新担任は「クラスにダメな奴が居る」と思って怒ったのだろう。私は自信たっぷりに「これ、骨折してるんで医者に言われてスリッパにしてます」と言った。男子の先生なら「それなら、先に申告しろ!」と怒るだろうが、大学出たての先生は「そうなの…じゃあ、しょうがないわね~!」と不良じゃないことに安心していたようだ。

 

 この大場先生は、私の性格をいつも勘違いしている人だった。風邪を引いて体育の水泳の授業を見学していた私を見た大場先生は「小林君!本当は泳ぐのが嫌やなんでしょう?」と同級生の女子みたいなことを言って来た。

 私は運動神経は弱いが、泳げないこともない(スピードは遅い)。しかし、平泳ぎの遠泳ならいつまでも出来る(クロールで顔をつけるのは苦手)。

 そして、私は例え嫌でも「ずる休み」する男ではない。その辺の心が分からないところも、同級生の女子と同じである。

 

 秋の体育祭の時。私は柔道で腰を痛めて、歩くのがやっとという状態だった。私は大場先生に、「運動会で走るのは無理です」欠場させて下さい。と言った。すると「ビリでも良いから走りなさい」との返事。

 そこで真面目な私は「痛みを押さえて中距離に出場」した。あきらかにジョギング程度の速度で走る私に仲間から声援が飛んだ。私は反射的に手をふりながら走った。すると、歓声が上がった。

 

 翌日。ホームルームで大場先生が言った。「体育の本間先生が、小林君が全力で走らないのはふざけていると苦情を言って来たので、腰を痛めているからとフォローしてあげたわよ」。

 だから、走れないと言ったのに…。なんだか私が悪いみたいである。しかも、体育の本間先生は私に冷たく当たる様になった。

 

 今思うと新人の「教師びんびん物語」状態の先生は、色々と判断がちぐはぐだったのだろう。

 

 修学旅行の時。京都の宿で大浴場まで行ってタオルが無いことに気づいた私は、取りに戻った。その時部屋へ行く通路の途中に女子風呂の入り口がある。

 大場先生がそこに立っていた。風呂から出て来た私を見て「あっ!女子の風呂覗きにきたでしょ?しょうがないわね!」と言った。私は「タオル忘れたんですよ」と言うと先生は「またまた~!」と言った。何とも失礼な話である。しかも「またまた~!」って何だ?!これもクラスの女子みたいな言葉使いである。不正の嫌いな私が覗きなどする訳が無い。

 この時の苦情を同窓会の時、先生に言うと、横からK君が入って来た。「それは、俺とOが、その前に女子風呂を覗きに行ったから、先生が見張りに立つようになって、そこに通りかかったから間違えられたんだよ!」

 成程…何十年もしてやっと真相が分かった瞬間である。

 

 私は、この大場先生に感謝していることがある。高校進学の時の話だ。先生が「あなたの行けそうな高校は…」と提示してくれたのは、どこも、行きたくないところばかり。私がどこも嫌だと言うと…。

 先生は「小林君は何になりたいの?」と聞いた。私は「大学に行きたいです」と答えた。大場先生はビックリした顔になって「大胆なこと言うわね~!大学となると…」困った先生は「あっ!付属校なら行けるかもよ!」と、推薦入学がある大学の付属校を勧めたのだ。「大学行けるんですか?」と聞くと「成績が良ければね!でも、同じくらいの成績の子が来るんだから、真面目にやれば大丈夫よ!」「じゃあ、行きます」。この会話がなければ、今の私の職業も無いことに成る。

 この時私はドラマ「俺たちの旅」の中村雅俊に憧れていた。先生には言えなかったが、あのダメな大学生達の青春がやりたかったのだ。将来の展望も志も何もなかったことになる。ここは先生に申し訳ない限りだ!

 

 しかし、あの大学に行って、あのクラブに入らなかったら…。S師匠との出会いも、放送作家への誘いも無かった。

 

 同窓会で大場先生に会った時。「あの時、勧めてくれた高校のお陰で人生が変わりました」と伝えた。

 すると先生は「そんなこと言ったのは、小林君が初めてよ!みんな、何であんな学校勧めたんですか?って苦情言うのに、そう言われると嬉しいわ!」と笑っていた。

 

 今日。番組のカレンダーを贈ったお返しに、大場先生から「ズワイガニ缶と有明海苔の詰め合わせ」が届いた。

 かなりお得な物々交換である。

 

 

 ここから、繋がる青春ドキュメントがこちら!

        ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚放送にはの大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

  https://note.com/bakodayo1874basu

 

 

エッセイを書くきっかけはラジオだつた!

 私は本来、ブログ・エッセイを書くような性格ではない。仕事で頼まれたこと以外はしたくない人なのだ。

 しかし、かなりのペースで書き続けている。これには、キッカケがあった。

 

 数十年前。某AМラジオ局で「〇本ひ〇▽のヨッ!お疲れさん!」という場組を構成したことがある。ナイターオフの月~金の帯番組だった。

 その会議でディレクターのNが「誰か番組のホームページでエッセイ書いてくれませんか?番組に関係ないことでいいですから…じゃあ、小林さん書いて下さい」とかってに決められてしまったのだ。確か五人居る作家の二人ぐらいが指名されたと思う。

 ギャラ数千円を貰ったと思うが…。初めて柄にもないエッセイを書くことになってしまった。

 

 そこで、私は番組の「今週のテーマ」にそった自分の失敗談などを綴っていた。

 この時、初めてエッセイを書いて感じたのだが…。「あれ?これ、書くの楽しいぞ!」という感覚である。内容が面白いかつまらないかは読んだ人の判断だが…。私自身が書いていて楽しいことに気づいたのだ。

 それ以来。この子供の小遣いみたいな仕事が好きになっていた。

 

 ある会議の時。五人の作家の中で一番のベテランKさんが言った。「小林さんのエッセイ、面白いね!」

 会議で突然言われたので私は舞い上がってしまった。Kさんは業界内では名の知れた有名作家だ。

 私はさらにエッセイ執筆が好きになってしまった。

 

 この番組は春にナイターの開始と共に終了。エッセイも終了した。

 

 そこに、作家事務所時代の後輩・斎藤振一郎君から電話があった。

 「小林さんの、学生時代の落研の話、書いて下さいよ!昨日、友達の結婚式で出版社に勤める同級生に話したら、本にしたいって言うんですよ!」

 

 そこまで言われたら、私も書かない訳にはゆかない。

 

 そこで、一日十ページのペースで書きなぐる日々が続いた。最初は小説風にしようかと思ったが、エッセイが好きになったので、全編ドキュメントエッセイとなった。

 この時、注意したのは作り話は一切なし。誰が言った言葉かもごまかさないことにした。「面白い言葉は後の有名人が言ったことにすれば」との声は聞かず、ドキュメントに拘ったのである。

 

 書きあがって、後輩の斎藤君に見せると「改行」や「漢字」「てにおは」などを直して(後輩が生意気だが…)「これ、面白いですよ!すぐ、出版社に持って行ってください」と言った。

 

 早速。出版社へと原稿を持参すると…。斎藤君の同級生の代わりに編集長が出て来た。そして、原稿をペラペラとめくると「うちでは、出せませんね!お返しします」と言った。「いや!あんたの会社の人に頼まれたから書いたんですよ。とりあえず、読んで下さいよ!」「いや!〇〇さんが志の輔さんぐらい売れてればねー!」

 何と!うちの先輩に対して失礼な言葉が返って来た!(この時はまだ、あの国民的番組には出ていなかった)

 

 「これは、〇〇さんのドキュメントじゃないですよ!うちのクラブと私のドキュメントです。それに、私は原稿の持ち込み作家じゃない。依頼されて書いたんですよ」

 「いや!うちではチョット!」

 もうらちがあかない。どうやら、結婚式で酔っぱらった斎藤君の同級生が適当なことを言ってしまったので困って同僚に頼んで断ったのだと分かった。

 なんとも失礼な話である。

 

 この時書いたのがネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」である。

 

 その後は「~放送業界編~」へと続いている。

 

 今回は全面コマーシャルなので、「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」の「あらすじ」の文を載せることにします(NOTE版には無い文章)。

          ↓

〈あらすじ〉
 昭和55年、静岡県の田舎町・磐田市から上京した大学生、小林哲也は入学した東海大学で落語をやるという夢を抱いていた。しかし当時の東海大学落語研究部とは…想像を絶する笑いの梁山泊であった。
 昭和後期、東海大学落語研究部に偶然集まったおバカな部員たちが繰り広げる抱腹絶倒の青春エピソード集。
 テレビの特番「学生落語名人位決定戦」に憧れて入部したダメ部員の一年生が見たものは、卒業も就職も捨てて笑いだけを極める先輩達のバカバカしくもいたいけな姿だった。
 落語家を始め、後の放送作家、ディレクター、タイムキーパー、アナウンサーなど、特殊なキャラクターが勢揃い。 昭和55年入学の著者、現在・放送作家小林哲也がかつて誰も公表しなかった落語研究部の馬鹿馬鹿しい実態を大暴露。
 他大学落研の先輩に誘われた犯罪スレスレの超高額のバイトとは?
 素人参加番組の常連であった落研生たちと大物タレントさんとのエピソードとは?
 合宿で巻き起こった生死をかけた爆笑事件とは?
 恋人をとられた後輩のために、クラブ全員が立ち上がった。前代未聞の出入りについた意外な落ちとは?
 テレビ朝日の番組「ザ・テレビ演芸」初代グランドチャンピオンとなった、学生ギャグ漫才「まんだら~ず」が勝ち抜いた陰には考えられない裏話が存在した。そして、プロの誘いを断っての解散。 一人は落語家に、一人はディレクターとして再出発。二人が解散式で交わした青春の約束とは?
 著者が新人放送作家時代に体験した、落研出身の有名人、〇田〇〇氏、〇宅〇〇氏とのチョット良い話とは?
 その全てにノンフィクションとは思えない運命と偶然が交差する素敵な青春エッセイ。

 

      ↓

 2021年現在。東海大学落語研究部の部員は三年一人、二年一人、一年ゼロ人らしい。現役部員は一人ということだ。

 誰かこのエッセイを読んで、来年、入部して欲しいものだ!

 

       ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚放送にはの大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

  https://note.com/bakodayo1874basu

 

 

 

「大河への道」映画化!凄い!凄すぎる!

 立川志の輔師匠の創作落語「大河への道」が映画化されるそうだ。志の輔師匠はすでに「歓喜の歌」が映画化されている。

 現役の落語家で二本の映画化は大変な快挙である。

 

 落語の映画化は、かなり前だが、桂三枝(現・文枝)師匠の「ゴルフ夜明け前」がある。

 

 私は学生時代。30年以上前に新宿紀伊国屋ホールで開かれた上方の創作落語の会「落語現在派宣言」で公演された「ゴルフ夜明け前」を生で観た。

 私は仕草だけで「爆笑」が起こる高座を初めて観た!大きな衝撃を受けたのが、この「ゴルフ夜明け前」である。

 その公演で三枝師匠は芸術祭大賞を受賞。その勢いで映画化された。

 

 実は春風亭昇太さんの「悲しみにてやんでい」も映画化されている。前座の苦悩を面白おかしく描いた落語だが…。評判を呼び「舞台化」そして「映画化」となった。単館上映の作品だったと思うが、落語が映画になるというのは快挙である。

 この作品は、春風亭一之輔のラジオ「サンデーフリッカーズ」(JFN)でも紹介した。「そこが知りたい」のゲストに監督さんが来てくれた。

 これは余談だが…。私は新作落語「悲しみにてやんでい」を作る現場に立ち会っていた。「演じながら作るので見てくれ」と言われて、前に座って見ていたのだ。新しい落語が誕生する瞬間に立ち会えたのは嬉しい瞬間だった。

 監督には私のことは言わなかったが、チョット誇らしかったのを憶えている。

 

 その昔。昇太さんの師匠の春風亭柳昇師匠の著書「与太郎戦記」が映画化された(落語版の「与太郎戦記」もある)。これは、好評で私の知る限り三作は撮られている(一つは「陸軍落語兵」)。

 

 そのうちの二作は、私も観たことがあるが、落語家が多数出演しているのに驚く。私が見たものでは、柳昇、柳橋(柳昇師匠の師匠)、小さん、金馬、米丸、円歌(先代)(敬称略)といったビッグネームが出演している。

 

 近年の落語の映画化では噺家の出演はあまり無いようだが…。それは監督・スタッフの趣味もあるだろうから、仕方がない。

 

 今回の「大河への道」は中井貴一さんが出る様だ。今から、楽しみである。

 

 

 

 落研版「大河への道」は、おバカなドキュメント!我々は大河に逆らわず、今もおバカのまま仕事を続けている。

 最近は支流に入ってしまったのか、おだやかな流れしかないが…。こんな支流に大物の魚が潜んでいるのだ。

 などと書いて自分をなぐさめている男の青春記!映画化の予定は…無い!

           ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚放送にはの大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

  https://note.com/bakodayo1874basu

 

 

ヨネスケ師匠のユーチューブが面白い!!

 ヨネスケ師匠のユーチューブ「ヨネスケ・チャンネル」が面白い!中でも笑福亭べ瓶さんがゲストの回は涙もののエピソードが詰まっている。

 

 破門になったべ瓶さんに対する鶴瓶師匠の対応が…素晴らしい!良い映画を観た後の様な爽やかで嬉しい気持ちになれる(内容はどうぞ実際にお聞きください)。

 

 ヨネスケ師匠は、若手落語家や今後の落語界の為に時間をさいてユーチューバーを続けている。頭が下がるばかりだ。

 

 以前。有料の文章にも書いたが…。私は新人作家の頃。ヨネスケ師匠に大きな恩がある。私はとあるラジオ局でヨネスケ師匠の番組を担当したことがある。

 ある有名パーソナリティが病気で入院した時、その代打でヨネスケ師匠が夕方の番組を担当していた。

 私の先輩格の作家Oさんが、その番組を月~金の一曜日担当していたのだが「俺は、スケジュール的に外れるから、来週から、お前やれ!」と、仕事をふってくれたのだ。

 

 喜んで現場へと行くと…。私を見てディレクターが激怒している。Oさんから「辞める」という説明すらなかったという。

 「俺は、聞いてないぞ!」とへそを曲げてしまった。これは、当然のことだが、私だって初耳である。

 Oさんは、なし崩し的に変わりを作家を行かせれば「何とかなる」と考えたのだろう。押しかけ女房的なゲリラ人事である。ディレクターからすれば、それなら頼みたい作家が別に居たと思われる。

 

 こうなると、現場の空気はマックスに最悪だ。生本番をなんとか終えて、私が帰ろうとすると…。ディレクターが言った。「まだ、ダメだよ!地方用の短いコーナー撮るから…。五分ぐらいで話せるネタを月~金分の五本書いて」「ええ~!」私はまったく聞いていない。「それなら、最初から言ってくれ!」これは、腹立ちまぎれの嫌がらせだったのかもしれない。

 

 驚いて、旬の事柄をいじるトークの題材を、その場で書いた。丁度、消費税の導入が騒がれていたので、消費税で三パーセントとられる分、缶コーヒーは容量を3%カットして対応することを検討しているとの記事から「俺たちも取られるなら、落語は落ちの前で、やめちゃうよ!落ち3%カット!」「漫画家だって四コマ漫画の四コマ目カットしちゃうよ!」などのネタを出した。

 

 そのネタを見た、ディレクターは「今いちだな!他にないの?」今、五本絞り出したばかりで、また、五本はキツイ。私が困っていると…。ヨネスケ師匠が言った。チョット、俺に見せて!師匠は私のネタを見ると、笑って言った。「これ、面白いよ!やろうよ!」と原稿を手にスタジオに入って行ったのだ。

 その日、怒り心頭のディレクターも師匠には逆らえない。そのまま、収録が行われた。

 

 しかも、師匠のトークは快調で五本ともスタジオが笑いに包まれる展開となり、ノンストップで収録が終わってしまった。

 

 あの時の、師匠の優しさは今でも感謝している。多分「新人を潰さないために、芸の力で面白くしてくれたのだと思う」。

 

 ヨネスケ師匠は、私が春風亭昇太(現・昇太師匠・当時は二つ目)さんの後輩だと知ると「おお~!昇太はいいよ!絶対売れるよ!他の奴と全然違う!」と言うと、ニコッと笑って去って行った。

 その背中には後光がさして

 

 次週から本番後は、ヨネスケ師匠自ら私に「また、ネタのメモ書いてよ!」と言い。私が差し出すと、いつも楽しそうにやってくれた。

 

 お陰で、針のむしろだった私の立場が何とか収まり。番組終了まで務めることが出来た。

 

 「ヨネスケ師匠!落語界では米助師匠!あの時は、本当にありがとうございました!私が仕事を続けていられるのは、師匠のお陰です」

 

 

 

 エッセイ界の「隣の晩御飯」と言われる青春ドキュメント!心の中にドンドンと入り込みます。「奥さ~ん!これ、読んでみない?いつも、何読んでるの?」

       ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚放送にはの大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

  https://note.com/bakodayo1874basu

 

大成金のチケット…おしい!

 今日、大成金のチケットが売り出された。伝説の落語家ユニットの公演である。このメンバーには、私が名古屋の中京テレビでプロデュースした公演「ささしま落語」のメンバーが多く含まれている。

 当時、「メンバーに成金が多すぎる。メンバーが良すぎるので、やめてくれ!うちの公演に客が来なくなる」と別の興業主から理不尽なクレームが来た程のメンバーだった。

 

 この時のメンバーは成金から、小痴楽、鯉八、A太郎、昇々、宮治、昇也、である。他に桂三四郎柳家わさび、三遊亭わん丈、が居た。

 

 今年の大成金の二部のメンバーは、この中の五人である。これは、とらない訳には行かない。一部に大学の後輩・春風亭柳若がいるので、こちらも注目だが…。朝のラジオを生でやった後、仮眠しないと落語はキツイ。残念だが昼開演の一部は選択肢から外れた。

 

 確か、十時ぐらいからスタートで11時過ぎだったと思う。「しまった!出遅れた!」と、ネットで「ぴあ」に繋いでチャレンジしてみた!

 

 すると、まだあった!買える!「よし!」と、注文して「一枚」と入れて発信すると…画面が別のページに…。「あれ?」何でだ?!

 もう一度、入ってみると「完売」となっている。「何~?これは痛恨だ!」

 

 私の予測では、これは、最後の一枚が残っていて、私が「一枚」と選択しているうちに誰かが、タッチの差で買ったのではないだろうか?

 

 最後の一枚の瞬間に立ち会えたと思うと、チョット、貴重な体験の気もする。

 

 先日「SWA」のチケットが買えなかったので、二連敗となった。チケットを買ったと思って鰻でも食ってみるか!そんな土曜日の午後である。

 

 

 

 大成金のチケットは取れないが、こちらは、すぐ買える!電子書籍界の「ささしま落語」と言われている。名古屋の集客は何故東京と違うのか?興業の難しさを痛感する今日この頃である。

           ↓

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚放送にはの大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

  https://note.com/bakodayo1874basu

 

 

 

 

 

大学の文化祭がオンラインらしい…

 コロナ禍で大学の文化祭はオンラインで公開しているらしい。東海大学落語研究部もネットで各自の部屋でやる落語を公開している。もはや、個人のユーチューバーと変わらない。

 

 ゲストにOBの落語家・昔昔亭喜太郎君が出ている。当然、無料のボランティアだろう。

 

 聞くと、現在、部員は三年が一人、二年が一人(女子・客前で演じたことが無いという)。全部で二人しかいないという。

 「ついに、この時が来てしまった!」という感じである。まさかのコロナ廃部の危険性は大だ。昔から仲の良かった國學院、青学、は部員が沢山いる様だ。この違いは何なのだろうか?

 

 ちなみに、春風亭一之輔さんが日芸落研だった頃。同期は無く一人だったと言う。しかし、後輩には、柳家わさびさんなどの有力な後輩が入部している。

 一人のスーパースターがクラブを救うことがある。

 

 来年、春。東海にもスーパースターが現れてくれないだろうか?

 

 数十年前にも廃部の危機はあったが…。その時は、やはり、救世主が現れている。学生落語の優勝者や劇団立ち上げの演出家が現れて危機を救ってくれた。

 

 来年、入学される「あなた!」救世主は「あなたです」落語はヘタでも構いません。熱い学生さん!お願い致します。今、入れば天下を取れるよ!

 

 

 

宣伝。ネット書籍「嗚呼!青春の大根梁山泊東海大学・僕と落研の物語~」上・中・下

 

「嗚放送にはの大根梁山泊~放送業界編~」も出てます。

 

直木賞には程遠い、青春エッセイを皆様に…

安いです。上→200円。中→300円。下→300円。

「放送業界編」800円(高そうに見えますが、上中下に分けていないので、枚数と値段は同等です)

「青春落語バカの楽しいエピソード」有名劇団の主催者や脚本家、演出家絶賛!

社会人落語の大御所・若木家元翁(元治ー)さん(国学院OB)も読んだかどうかは分からない名作エッセイ!

      ↓ 

  https://note.com/bakodayo1874basu